富士通 LIFEBOOK AH54/G FMVA54GG バックライト点灯不良
症状確認
その1
まずは電源を投入し液晶の表示確認ですが、その前にHDDを取り外しておきます。
今回の症状は液晶の表示不良ですので、HDDとは直接関係ない障害と考えられますので、HDDも消耗品ということもあり、極力HDDを起動させないようにします。
下画像が電源投入時の液晶表示になります。
背景が映りこんでわかり難いですが、中央上部にうっすらと「FUJITSU」のロゴが映っているのがわかりますでしょうか。
確かにバックライトが点灯していません。
今回の症状は液晶の表示不良ですので、HDDとは直接関係ない障害と考えられますので、HDDも消耗品ということもあり、極力HDDを起動させないようにします。
下画像が電源投入時の液晶表示になります。
背景が映りこんでわかり難いですが、中央上部にうっすらと「FUJITSU」のロゴが映っているのがわかりますでしょうか。
確かにバックライトが点灯していません。
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その2
症状確認ができましたので、まずは液晶部を分解し、液晶ユニットを取り外します。
因みにこの液晶ユニットは「SAMSUNG製 LTN156AT19 F001」になります。
そして、上画像「富士通 LIFEBOOK FMVA54GG 液晶ユニット 裏面」の上端に細長い基板があるのがわかりますでしょうか。
この基板がLCDコントロール基板になり、この中にLEDバックライトを制御するLEDドライバーICが実装されています。
もし、このユニット内の不良だけなら、少し高額になりますがこの液晶ユニットごと交換するという方法もあります。
そして、上画像「富士通 LIFEBOOK FMVA54GG 液晶ユニット 裏面」の上端に細長い基板があるのがわかりますでしょうか。
この基板がLCDコントロール基板になり、この中にLEDバックライトを制御するLEDドライバーICが実装されています。
もし、このユニット内の不良だけなら、少し高額になりますがこの液晶ユニットごと交換するという方法もあります。
その3
確認をしないといけないのが、LEDバックライトの供給電源がどこまで供給されているか(どこで供給が止まっているか)という事です。
供給電源の流れは大まかに「マザーボード」→「LCDコントロール基板」→「液晶」という順序になりますので、順番に確認していきます。
まずは、マザーボードからLCDコントロール基板へは、19Vの電圧が出力されているはずですので、それを確認します。
が、LCDコントロール基板の入力コネクター部にて電圧を確認してみると19Vがきていません。
元に戻り、マザーボードの出力コネクター部にて確認しても19Vが出ていません。
切り分けの為、LCDコントロール基板を外して再度、マザーボードの出力コネクター部にて確認してみましたが、やはり19Vは出ていません。
という事は、原因はマザーボード?かと思いマザーボードのコネクター付近を確認してみますと、チップヒューズが1ヶあるのを確認。おそらくこのヒューズ切れが原因だろう思い導通を確認してみると、やはり「O.L.」。ヒューズ切れでした。
供給電源の流れは大まかに「マザーボード」→「LCDコントロール基板」→「液晶」という順序になりますので、順番に確認していきます。
まずは、マザーボードからLCDコントロール基板へは、19Vの電圧が出力されているはずですので、それを確認します。
が、LCDコントロール基板の入力コネクター部にて電圧を確認してみると19Vがきていません。
元に戻り、マザーボードの出力コネクター部にて確認しても19Vが出ていません。
切り分けの為、LCDコントロール基板を外して再度、マザーボードの出力コネクター部にて確認してみましたが、やはり19Vは出ていません。
という事は、原因はマザーボード?かと思いマザーボードのコネクター付近を確認してみますと、チップヒューズが1ヶあるのを確認。おそらくこのヒューズ切れが原因だろう思い導通を確認してみると、やはり「O.L.」。ヒューズ切れでした。
該当のチップヒューズは、3Aの物でサイズが1005(1mm×0.5mm)と、かなり小さいタイプです。
こちらを交換し、再度、電源ON・・・
結果はNG、またヒューズが切れました。
ヒューズ切れというのは、何かしらの原因があって切れるものですので、当たり前といえば当たり前です。
では、LCDコントロール基板上にあるLCDコントロール基板と液晶を継なぐコネクタを外し、液晶を切り離した状態にすると・・・
結果はNG、またヒューズが切れました。液晶は無実という事がわかりました。
では、LCDコントロール基板上にあるマザーボードとLCDコントロール基板を継なぐコネクタを外し、LCDコントロール基板を切り離した状態にすると・・・
結果はOK、ヒューズは切れませんでした。どうやらLCDコントロール基板内の不良のようです。
こちらを交換し、再度、電源ON・・・
結果はNG、またヒューズが切れました。
ヒューズ切れというのは、何かしらの原因があって切れるものですので、当たり前といえば当たり前です。
では、LCDコントロール基板上にあるLCDコントロール基板と液晶を継なぐコネクタを外し、液晶を切り離した状態にすると・・・
結果はNG、またヒューズが切れました。液晶は無実という事がわかりました。
では、LCDコントロール基板上にあるマザーボードとLCDコントロール基板を継なぐコネクタを外し、LCDコントロール基板を切り離した状態にすると・・・
結果はOK、ヒューズは切れませんでした。どうやらLCDコントロール基板内の不良のようです。
LCDコントロール基板単体にて、19VラインとGND間の抵抗を測定してみますと完全にショート状態でした。ヒューズも切れるはずです。
という事で、19VラインとGND間に関わる部品を調べた結果、下画像のチップコンデンサーの不良が判明致しました。
容量が0.1μFでサイズが3216(3.2mm×1.6mm)の物です。
(不良部品を調べる方法は色々ございますが、ある意味、修理のノウハウのようなものですので、あえて社外秘とさせて頂きます。)
という事で、19VラインとGND間に関わる部品を調べた結果、下画像のチップコンデンサーの不良が判明致しました。
容量が0.1μFでサイズが3216(3.2mm×1.6mm)の物です。
(不良部品を調べる方法は色々ございますが、ある意味、修理のノウハウのようなものですので、あえて社外秘とさせて頂きます。)
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